ついつい考えすぎちゃうな〜
いつもなかなか決められない
決断力がないというか・・・。
今回はそんな悩みを解決してくれる一冊を紹介します!
今回紹介する書籍
今日紹介する一冊は、堀田秀吾さんの「考えすぎない人の考え方」です。
結論
考えすぎない方が実はうまくいく
ポイントのまとめ
- 目の前のことに集中できていないときは幸せを感じづらい
- 考え続けるよりもぼーっとした方がいいアイディアが浮かぶ
- 情報や時間が多すぎると選択を誤る
- コイントスで決めても一緒
- ネガティブな人からは離れる
それではポイントを解説していきます!
目の前のことに集中できていないときは幸せを感じづらい
幸せを感じる時というのは目の前のことに没頭しているときです。
何をしていても,他のことを考えていると幸せは感じづらくなります。
例えば,せっかく旅行で海外に行ったとしても,旅行中ずっと仕事のことが気になっていたらせっかくの旅行は楽しめません。
これはどんなことにも当てはまります。ライブに来ていても,本を読んでいても,おいしいものを食べていても,意識が違う方へ行っていたら,その瞬間の幸せは味わえません。
心ここに在らざれば 視れども見えず 聴けども聞えず 食えどもその味を知らず
「大学」孔子
これは孔子が言ったとされる言葉です。紀元前も前から言われていたことなんですね。
まさに目の前のことに集中して取り組まないと,味わえるものも味わえないということではないでしょうか。
それから,心ここにあらずの状態だと,不安にとらわれやすくなるそうです。
人間の本能は,もともとネガティブなものに敏感に反応するようにできています。
目の前のことに集中できていないときというのは,意識があっちへこっちへ,ふわふわしているため不安に陥りやすい状態だそうです。
このようなことを避けるためにも,いつでも目の前のことに集中するしくみを作ることが大切です。
集中するとは言っても「よし今から集中しよう」と言って集中できるものではありませんよね。
そこでおすすめの方法として書かれているテクニックが「とにかくやる」です。
脳には「作業興奮」と呼ばれる性質があり,実際にやってみたり始めることで,やる気や集中力が出てくるというものです。
「集中できないな〜」と思ったらとにか手を動かしてみましょう!
ぼーっとした方がいいアイディアが浮かぶ
考え事をすると,脳の特定の部位ばかりが使われます。
そうすると脳のエネルギーが一箇所に集中してしまいます
この状態は脳にとってひらめきを生むのに良い環境ではありません。
ひろめきは,脳の中で関係ないと思っていた情報が繋がったときに生まれます。
アイディアを生み出そうとして必死に考えても良いアイディアが出てこないのはそのためです。
アイディアをひらめくのに良い方法は意識的にぼーっとする時間を作ることです。
ぼーっとすると脳全体にエネルギーが分散され,脳の様々な部位が活性化します。
そうすると解決策やアイディアが生まれやすくなるということです。
良いアイディアが浮かばない時は,一度忘れてぼーっとしてみましょう。
情報や時間が多すぎると選択を誤る
一見,何かを選ぶ時に選択肢が多かったり,悩む時間が多かったりする方が良い決断をできそうですよね。
しかし,本当はその逆で,多くの場合,情報や考える時間が多いと選択を誤るそうです。
何かを選ぶ際に,情報や時間が多すぎると細かい点までだんだんと気になってきてしまいます。
そうなると小さなことがあたかも重要な要素だと錯覚し,誤った決断をしてしまうそうです。
反対に,情報や時間が限られている場合,重要な要素だけで素早く判断しなければいけなくなるため,判断が合理的になるそうです。
何かを選択する際は,むやみに情報を集めたり,長々と考えすぎない方がよさそうですね。
コイントスで決めても一緒
これはこの本で一番衝撃的なポイントでした。
やるか,やらないかをコイントスで決めたら,その後の幸福度が高かったという研究があるそうです。
しかも,その決断の内容は,「会社をやめる」「離婚する」などの重要な決断でした。
それにもかかわらず,コイントスでやるかやらないかを決めた人はその後の幸福度が高かったそうです。
結局は,やるかやらないかというのはあまり重要ではなく,決断できずに考えすぎてしまうことが問題だということです。
重要なのは,「やる」「やらない」を期限付きでもいいから「決めること」です。
例えば,転職するかどうかで悩んでいるのであれば,コイントスでも何でも良いですが,まずは「転職はしない」と一度,3ヶ月の期限で決めてみる。その3ヶ月は悩まない。
それでもやっぱり転職したいと思うのであれば,転職に向けた行動をする。
重要な決断こそ悩んでしまいますが,結局は時間をかけて悩むよりも,さっさと決めて行動する,そして違うと思ったらまた新しい行動をする,それの繰り返しなのかなと思いました。
ネガティブな人からは離れる
先ほども書きましたが,人はそもそもネガティブなものに本能的に反応しやすい生き物です。
ネガティブな人と過ごすと,無意識に表情や姿勢,動作までが似てきてしまいます。
そしてネガティブは伝染しやすいため,人から伝染したネガティブを自分も周りの人に伝染させてしまいます。
人の悩みの80%は人間関係と言われます。人間関係で悩みすぎないようにするためには,まわりの人とのポジティブな関係が大切になってきます。
また,人の幸福を調べた研究では,私たちの幸福を高めてくれるのは良い人間関係だそうです。
つまり,悩むのも幸福を感じるのも人間関係。だとすれば,周りの人と友好な関係を築きたいものです。
ポジティブも人に広まっていくため,自分の日々の言動もポジティブにしていくことにより,周りにポジティブを伝染させていきましょう。
気づけば周りもポジティブな人が増え,友好な人間関係を築けているかもしれません。
まとめ
今回は堀田秀吾さんの「考えすぎない人の考え方」を紹介しました。
本書をもとに考えたアクションプランは以下の通りです。
- 悩んだらまずはやってみる
- ポジティブな言動をこころがける
- ひらめきたい時はあえてぼーっとする
以上参考になれば嬉しいです!
それではSee you next time!
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