頑張っても頑張っても成果が出ない。
もう頑張りたくないなあ。。。
そんなあなたにおすすめしたい1冊を紹介します!
今回紹介する書籍
今回紹介する一冊は、川下和彦さん、たむら ようこさんの「がんばらない戦略」 です。
結論
がんばらないで目標を達成するコツは習慣化である
ポイント
本書のポイントを以下の3つにまとめました。
- 決断の回数を減らす
- きっかけや環境を作る
- 得意を見つける
それでは具体的に見ていきましょう。
ポイント1:決断の回数を減らす
人が1日に決断できる意志力には限りがある。
本当に決めたいことを決めるために、自分にとっては重要でないことは自動化する。
例えば、特にファッションにこだわりがないのであれば、同じ服を何着か買って、毎日同じ服を着る。何曜日は何を食べる、など献立を曜日ごとで決めてしまう。
ポイント2:きっかけや環境を作る
意志の力で続けるのは非常に難しい。
意志の力は使わずに、続けられる「しくみ」を作ることが大切。
習慣にしたいことが勝手に起きるように、あらかじめIF-DOプランニングをしておく。
IF-DOプランニングとは、「Aが起きたら、Bを行う」、というもの。
例えば読書を習慣にしたいのであれば、お昼を食べ終わったら、読書を15分する。
運動を習慣にしたいのであれば、お昼休みになったらスクワットを30回してから、お昼休憩に入る、など。
ポイント3:得意を見つける
苦手なことを「がんばって」続けていると、意志力を減らしてしまう。
得意なことであれば続けやすい。
しかし、得意なことというのは自分ではなかなか見つけにくい。
まずは、人の得意を見つけてあげて教えてあげる。
そのお返しとして、自分の得意も人に見つけてもらう。
みんながお互いの得意を見つけ合うことで、がんばらずに助け合うことができる。
メモ
「なんでうちの国ではみんなスマホばかり見てるんだ。 なんで時間がない時間がないなんて焦って、あれもこれもとほしがってるんだ。」
「人間ってね、本当になにかを決める集中力って、一日に10回分しかないんだよ」
「段取りが多ければ多いだけ続かない。これは小学生でもわかること」
「人はゴールにばかり気をとられてスタートをうやむやにしているのです。」
「勉強もね、ガンバっちゃダメなの。意味がわからないでやるから苦痛なの。 勉強大事だなって腑に落ちたら、ガンバらずにすっとできるから。」
「もっとも意志の力が充実している朝を制することができれば、きっと人生を制することができるようになる」
感想
物語形式になっていてとても読みやすかったです。
いつも頑張っているのに成果が出ないガンバール国と、頑張っていないのにオリンピックで金メダルをたくさん取ったり、幸福度が1位だったりするガンバラン王国が出てきます。
物語の主人公がガンバラン王国に行って色々なことを学んでいくというお話です。
特に、環境づくりの大切さを改めて感じました。
習慣は意志力では作れない、環境でつくるって言いますよね。
やめたい習慣に関しても当てはまります。
例えば、コンビニについつい行くのを辞めたい人は、コンビニのない帰り道を選ぶ、禁煙したい人は喫煙所の前を通らないなど。
書いてある内容はどこがで読んだことのあるものが正直多かったですが、物語形式でとっつきやすく、また、こういう本質的な内容は知っていてもなかなか実践できない人にとって、何度も繰り返し読んで大切なことを思い出させるという意味で、意義のある本だと思いました。
普段あまり本を読んでいないという人や、これから読書などを「がんばらない」で習慣にしたいという人に特におすすめです!
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