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中国語を2ヶ月学んでみた感想

語学
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悩むひと
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中国語ちょっと興味あるんだけど,難しいのかな?

日本語と似てるのかな?

けんてぃー
けんてぃー

今回はそのように悩んでいる方の参考になればと思います!

中国語を独学で学び始めて2ヶ月経ったのでその感想を書いてみます。

勉強方法や使った教材は後半にまとめてあります。

ちなみに僕が学んでいるのは,簡体字の普通话(プートンフア)という中国で話されている共通語です。

記事を書いた人

けんてぃー
けんてぃー

こんにちは,けんてぃーです。

現在,大学で英語を教えています。

大学院で英語教育について勉強し修士号を持っています。

言語習得の知識を活かし,これまでに8言語を学んだ経験があります。

それでは,2ヶ月学んでみた感想について書いていきます。

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日本人にとってかなり学びやすい外国語

まず,ひとつ目に抱いた感想はは日本人にとって間違いなく学びやすい言語ということです。

理由はもちろん漢字が使われている点です。

「でも漢字が使われているからって本当に学びやすいの?」と思った方もいるかもしれません。

そんな方に向けて,漢字が使われているだけでどれだけ学びやすいか感じてもらいたいと思います。以下の2つの文を見てみてください。

  1. 我带了伞,因为今天早上在下雨。
  2. Traje un paraguas porque estaba lloviendo esta mañana.

よ〜〜く,読んでみてください。どっちの方が意味が推測しやすいですか?

1はもちろん中国語です。学んだことがない方でも,なんとなく「我が帯びてる傘?,因(原因かな?),今の天?早く,下ってる雨?」くらいは予測できませんか?

2の方はどうでしょう?こちらは,一般的に英語に似ていると言われているスペイン語で書かれた同じ意味の文です。

英語ができる方でも,意味の推測はほぼ不可能ではないでしょうか?

ちなみに,どちらも「今朝雨が降っていたので,傘を持って行った」という意味です。

中国語の方は半分くらい意味を推測できたのではないでしょうか?

僕自身,中国語を本格的に学び始める前は,「中国語は漢字は使っているけれど日本の漢字とは違うのでは?」というイメージを持っていました。

たしかに,中国語の漢字と日本語の漢字は違うものも多いです。

ただし,上の例でも分かる通り,ほとんどの漢字がかなり似ていて,意味も推測しやすいです。

さきほどの例をまた使うと,「伞,今天早上在下雨。」のうち,赤い漢字は日本語と全く同じですよね。

意味も「」は私,「」は完了,つまり過去を表します。「」もそのまま雨です。

さらに,「今天」(今日),「早上」(朝),「下雨」(雨が降る)など,日本語とは意味は少し違うけれど,日本人にとっては,推測しやすかったり,一度わかれば覚えやすかったりする単語がとても多いです。

もちろん漢字は似ているのに,日本語と意味が全然違うという単語も中国語にはあります。

しかし,2ヶ月学んでみた印象では,意味が似ている単語の方が多いです。

それに,もし見た目は似ているのに意味が違う漢字に出くわしたとしても,ネガティブに捉えるのではなく,それはそれで「面白いな」と捉えられます。

違いを楽しむのも,外国語学習の醍醐味ですからね。

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動詞の活用がないのはとても楽

今まで僕自身が学んできた外国語はインド・ヨーロッパ語族という,大雑把に言うといわゆるヨーロッパ系の外国語ばかりでした。

例えば,フランス語,スペイン語,ドイツ語,ロシア語などですね。

これらの言語では動詞を活用します。つまり,主語によって動詞の形が変わるということです。

英語でも,主語がYouだとgoですが,Heだとgoesですよね。英語だと,ほとんどの動詞はsをつけるだけなのでシンプルでいいですが,ヨーロッパ系の他の言語は英語のようにシンプルじゃないので大変です。

さらに,これらの言語は時制によっても形が変わります。つまり,現在か過去か未来かによって,動詞の形が変わります。英語でもgo, went, will go ですよね。

一方で,中国語にはなんと,動詞の活用がありません!主語が私でも,あなたでも,彼でも,私たち,でも彼らでも,過去でも現在でも未来でも動詞の形は同じです(厳密には補足の言葉を使って過去や未来の意味を付け足すこともありますが)。

これは,今までは5回電車を乗り換えて,さらにそこからバスに乗らないと職場に行けなかったのが,最寄り駅から一本で行けるようになったみたいな感覚です。

ヨーロッパ系の言語を学ぶというと,語形変化を覚えるのは避けては通れません。最初のうちは「勉強=動詞の活用を覚える」と言っても過言ではないくらいです(まあそれがヨーロッパ系の外国語を学ぶ醍醐味でもありますが)。

それに比べて中国語は語形変化を覚える必要がないので,だいぶ気持ちが楽です。

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発音を覚えるのはやはり大変

これまで,「中国語は学びやすい!」みたいなお話をしてきました。

最後は大変な点をお話すると,ピンインを覚えるのは大変ということです。

ピンインとは中国語の発音のことです。

ピンインというと,四声がよくとりあげられますよね。四声とは発音するときの音の調子の種類のことで,中国語では4つあります。「マー,マー,マー,マー,はい,全部意味が違いますよ〜」みたいな,あれです。

四声も日本語には無いものなので,最初は大変ですが,ある程度練習すれば聞き取るのも発音するのも,そこまで大変ではないと思います。

僕が個人的にもっと大変だと思うのは,それぞれの漢字の発音の暗記です。これは終わりがないですからね。

例えば,「去」。これは日本語では「さ(る),きょ」と読みますが,中国語ではqùと読みます。「チュー」みたいな感じです。

基本的に中国語の発音は同じ漢字でも日本語の発音とは違うので覚える必要がありますね。

ただ,これまで学んで気がついたのは,日本語の中で発音が同じ漢字は,中国語の中でも発音が同じという漢字が結構あるということです。

例えば,「人」という漢字,日本語の音読みで「じん」ですよね。中国語ではこれはrénと発音します。そして「仁」という漢字も,日本語だと音読みで「じん」ですよね。これも中国語ではrénと読むんですよ。

他にも「語」「五」「誤」,すべて発音は「ご」ですよね。中国語だと「语」「五」「误」,微妙な違いはありますが,これらもすべてwǔと発音します。

このように,日本語内で同音の漢字は,中国語内でも同じ発音の漢字になっている場合も多いです。これに関しても日本人であることによって享受できるメリットかなと思います。

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2ヶ月どうやって中国語を学んだか

2ヶ月どのように学んできたかと言いますと,以下の参考書を使いました。

この白水社のニューエクスプレスシリーズは結構好きで,新しい外国語を学ぶ際はまずこのシリーズを買ってみることが多いです。

もちろん外国語によって書いている人が違うので,正直「あたりハズレ」はあります。

この中国語のニューエクスプレスは個人的には「あたり」でした。説明が丁寧でわかりやすいです。

あと特に気に入ったのが音声面で,とてもよくできています。会話の音声は必ず2回繰り返され,1回目はゆっくりと丁寧に,2回目は少し早めに,という感じで学ぶ人のことをよく考えられてるな〜と思いました。

僕は約2ヶ月でこの本を3周しました。

特に書いたりはせず,本を読む感覚で理解することを重視しました。

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まとめ

いかがだったでしょうか?

これから中国語を学んでみようかなと思っている方にとって参考になれば幸いです。

これから僕はHSK(中国語の試験)に向けて勉強を始めます。

今回は以上です。それではSee you next time!

コメント

  1. 紅麗 より:

    私が中国語の勉強を始めたのは、台湾文化(特にエンタメ)と台湾人の友達ができたからです。難しい試験を受けるためではありません。
    まったくの趣味と言っていいです。
    それに私の母が今から何十年も前(学生時代)に、台湾の男子学生と文通をしていたからです。
    それに今、台湾が密かなブームだからです。
    だから中国語を勉強しています(台湾に興味があるのに台湾華語ではありませんが…)

    • けんてぃー より:

      コメントありがとうございます
      台湾のお友達をきっかけに中国語を始められたんですね!お友達がいると興味も湧きますし、続けるモチベーションにもなりますよね!
      ある程度、普通话ができるようになったら台湾語も学びやすそうですね!

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