TOEICの勉強をしたいけれど、何からやったらいいんだろう?
今回はそんな方に向けTOEICの勉強法を紹介します!
この記事でわかること
- TOEICに向けた文法の勉強法
- TOEICに向けた単語の勉強法
- TOEICに向けたリーディングの勉強法
- TOEICに向けたリスニングの勉強法
こんにちは、けんてぃーです。
現在大学で英語を教えており、TOEICも教えています。
大学院で英語教育について勉強し、修士号を持っています。
言語習得の知識を活かし、これまでに10言語を学んだ経験があります。
問題集の用意
まずは問題集を購入しましょう
資格試験などは、おもむろに色々手をつけるのではなく、問題集で勉強することをおすすめします。
問題集以外に解説のみのテキストや単語集などたくさん出ていますが、最低限必要なのは問題集だけです。
以下におすすめの問題集を2つ載せておきます。
まずは、このどちらか一方で大丈夫です。
文法(PART 5 & PART 6)
まずは問題を解いていき、答え合わせをします。
自分がどういう部分が苦手なのか、どういう項目がよくわかっていないのかを知りましょう。
特に、PART 5 の場合、単語もしくは文法が原因で解けていないと思います。
単語が原因の場合、後述しますが、自分のオリジナルの単語帳にどんどん加えていきましょう。
文法が原因の場合、解説を読み、その問題に該当する文法項目を文法書で確認しましょう。
文法書は高校の時に使っていたもので大丈夫です。
この時、文法書にある練習問題を2〜3問解いておくと、さらに良いです。
リーディング (PART 6 & PART 7)
PART 6 は、PART 5 と PART 7 の間をとったような形式です。
つまり、空欄の前後を読めば解ける問題と、文全体を読まないと解けない問題の両方が出題されます。
空欄の前後を読めば解ける問題というのはつまり、単語もしくは文法の問題です。
このような問題に関しては、上の「文法」に書いた通り対策をしましょう。
文全体を読まないと解けない問題に関しては、リーディングの力が必要になってきます。
リーディングに関しては、まず長い英文を読むことに慣れましょう。
そのためには日頃から長めの英文を読むことが大切です。
問題集の長文を読むのももちろん大事ですが、他に読むものがあると良いと思います。
他のリーディング教材
問題集以外では、British Councilや、VOAなどのサイトがおすすめです。
British Council の方では A1 Reading ~ A2 Reading が初級、B1 Reading ~ B2 Reading が中級、C1 Reading が上級レベルです。
レベルを選んだら、Choose a reading lesson でタイトルを選び実際に読んでみましょう。
レベルが低いもしくは高いと感じたらレベルを変えてみましょう。
VOAのサイトでは、上のメニューバーのところに「BEGINNING LEVEL(初心者)」、「INTERMEDIATE LEVEL(中級)」、「ADVACED LEVEL(上級)」とあります。
初心者レベルは、ビデオレッスンしかないので、リーディングが目的の場合は中級以上を選びましょう。
レベルを選ぶと、ジャンルごとに話を選ぶことができます。
またジャンルも選べるので、自分の興味が湧くジャンルを選んでみるのも良いと思います。
上記のサイトを有効活用し、日々ちょっとずつでも英文を読むようにしましょう。
それに並行して、問題集の問題を解いていくことが大切です。
リーディングは、文法問題や単語の問題と違い、「知っていれば解ける」というものではないので、伸びを感じるには少し時間がかかります。
これは次に紹介するリスニングと同様ですが、すぐに成果を感じなくても「勉強法が間違っているのかも」と悩まず、少なくとも数ヶ月試してみてください。
少しずつ、着実に力はついていくはずです。
リスニング(PART 1 ~ PART 4)
問題集で問題を解いたら、全文ディクテーションをしましょう。
PART 1 と PART 2は解いた問題は必ず全問、全文ディクテーションしましょう。
PART 1 は選択肢を全てディクテーション、PART 2 は問題文と選択肢を全てディクテーションです。
ディクテーションに関しては以下の記事でまとめています。
TOEIC800くらいを越えるまでは、PART 3、PART 4も全文ディクテーションすると良いと思います。
大変ですが、とても効果的な方法なのでおすすめです。
問題集以外では、BBC 6 Minute English、VOA、TED talks、Speechling などのサイトを使ってディクテーションを行えます。
もちろん問題集だけで手一杯の場合は、他のものに手を出さなくても大丈夫です。
息抜きで他の音声でもやってみる、という程度で良いと思います。
BBC 6 mitutes English は対話形式なので、TOEICでいうPART 3に近いと思います。
VOAとTED Talks は1人で話しているのでPART 4 に近いです。
最後のSpeechlingは1文1文が非常に短いので、PART 1 と2 に近いと思います。
ディクテーションをしたら、ディクテーションしたものを使ってシャドーイングをしましょう。
シャドーイングは以下の記事でまとめています。
あくまで順番はディクテーション→シャドーイングです。
時間に余裕がない場合はディクテーションだけで大丈夫です。
いつでも聞く
それから、勉強時間以外でもできるだけイヤホンをして英語を聞くようにしましょう。
ながら聞きは必ずディクテーションを既にしている音声を使うようにしてください。
聞いたことのない音声のながら聞きはおすすめしません。
わからない部分があるまま、ただ聞き流してもあまり効果は見込めないからです。
通勤・通学、買い物、運動、家事など、頭を使わずにできることをしている時は、イヤホンをして常に英語を聞くようにすると良いです。
単語
単語帳はQuizletなどを使って自分で作りましょう。
Quizletの使い方は以下の記事でまとめています。
問題集を解いていて、100%理解している単語以外は全て自分オリジナルの単語帳に加えていきます。
学習する際は必ず発音も聞くようにしましょう。
そうしないとリスニングで出てきた際、聞き取れない可能性が高まります。
基本的には作るのは勉強時間でささっと行い、復習はスキマ時間でしましょう。
単語の復習の時間が取れていなように感じたら、勉強時間の冒頭3〜5分だけ単語の復習に当てましょう。
くれぐれも勉強時間の大半を単語学習には当てないようにしてください。
覚えられなくてもめげない
人は覚えたことの半分はその日のうちに忘れ、1週間後には8〜9割忘れていると言われています。
つまり10個の単語を覚えようとしても、復習をせず1週間経てば1〜2個しか覚えていないということです。
しかも覚えようとする単語の数が増えれば、覚えていられる割合はさらに下がります。
ですので、復習の際に全然覚えていなくても「自分は記憶力が悪い」などと思わないでください。
人間の脳として、正常に機能しているということでしかありません。
結局のところ、単語を覚えるには復習するしかありません。
復習はスキマ時間や、勉強の最初や最後にささっとしましょう。
この時、覚えていなくても大丈夫です。
覚えていなければ、裏面を見て答えを確認し、次の単語へ移りましょう。
単語学習についてはこちらの記事を参考にしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はTOEICの勉強法についてまとめました。
TOEICの勉強法と言っても、語学に必要な学習方法が結構つまっていることがお分かりいただけたかと思います。
単語や文法の知識で解けてしまう問題も少なからずありますが、ほとんどはリスニングやリーディングのスキルがないと解けない問題です。
そういったスキルは「知識」を身につけるよりも時間がかかります。
めげずにコツコツ伸ばしていきましょう。
以上、参考になったら嬉しいです。
それではまたお会いしましょう
See you next time!
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