なかなか英語が話せるようになりません。
どう勉強したらいいかもわかりません。
今回はそんな人におすすめの勉強法を紹介します!
この記事はこんな方におすすめ
- 理解はできるけど話すとなると言葉が出てこなくなってしまう人
- 一人でできるスピーキングの練習方法を知りたい人
こんにちは、けんてぃーです。
現在大学で英語を教えています。
大学院で英語教育について勉強し、修士号を持っています。
言語習得の知識を活かし、これまでに10言語を学んだ経験があります。
結論
まずは自分の1日や身の回りのことはスラスラ言えるようになりましょう
話せないのはアウトプット不足のため
聞いたり読んだりして理解できるのになぜ話せないのか。
考えられる理由は、多くの場合、圧倒的にアウトプットが欠けているからです。
アウトプットとは英語を使って実際に話したり書いたりすることです。
アウトプットの練習が欠けていると、知っている知識を使える知識になかなか転換できません。
突然外国人に話しかけられて英語を話さなければいけない状況とは、普段料理を全くしない人が思いつきでデミグラスハンバーグを何も見ずに作ろうとするようなものです。
学校の家庭科の授業で調理実習をしたと思いますが、だからと言って普段料理をしていなければ、今いきなり何か作ることはできないですよね。
英語も同様、授業で多少話す機会はあったかもしれません。
ですが、それだけでは圧倒的に練習が少ないのです。
ですから、日頃からアウトプットを練習する機会を持ちましょうと言いたいところですが、実際に話す機会を持てる人はそんなに多くないかもしれません。
ですので、今回は一人でもできるアウトプット練習法を紹介します。
自分の1日ペラペラ法
その方法は、その名の通り、自分の1日であればとりあえずは瞬発的にスラスラ言うことができるようになる練習です。
それでは具体的に方法を紹介していきます。
1日の行動をすべて書き出す
まずはエクセルなどに自分の1日、朝起きてから寝るまでいつもする行動を日本語で書いていきます。
例)
毎朝6時に起きます | |
起きたらまずコップ一杯の水を飲みます | |
そのあと顔を洗います |
できるだけ細かく行動を書いていくのが良いです。
目安は50個くらいです。
もしどうしても埋まらない場合は発想を少し変えましょう。
曜日によってスケジュールが違う人もいると思うので、「何曜日は〜をして…」というふうに増やしていくことも可能です。
それから「週1回はこういうことをして」、など週単位や月単位などである程度自由に、自分が定期的に行っていることを追加していきましょう。
英語にしていく
その次に、日本語の隣に英語を書いていきます。
この時、簡単な英語で大丈夫です。
目安はゆっくり考えれば、自力で作れる英文です。
英語にしたいけど単語がわからないという場合は、多くの場合難しい日本語で考えすぎです。
小学生に説明するつもりで簡単な言葉に置き換えましょう。
毎朝6時に起きます | I wake up at 6 every morning. |
起きたらまずコップ一杯の水を飲みます | After I wake up, I drink a glass of water first. |
そのあと顔を洗います | Then I wash my face. |
この時、自分が書いた英語が正しいのか不安になってしまう人も多いかと思います。
その時は、もし先生がいるのであれば先生に聞きましょう。
社会人の方などで、特に先生がいない場合はネットで調べるのも1つの手です。
調べる際は、翻訳系のサイトではなく、辞書系のサイトを使いましょう。
アルクの英辞郎が個人的にはおすすめです。
調べるときは、フレーズや複数のキーワードで調べると解決しやすいです。
例えば、例の一番上の「毎朝6時に起きる」というのを英語にしたい場合、「毎朝」「時」「起き」で調べます。
そうすると以上のような結果が出ます。
「何時」のところは、あえて具体的な数字を入れないことでより多くの検索に引っかかるようにしています。
それから同じ理由で主語を入れなかったり、「起き」で止めていたりします。
ここから「get up」もしくは「wake up」、「at 時間」、「every morning」が使えそうということがわかります。
そこから主語を「I」にして、I get up at 6 every morning. という文が作れます。
先ほども書きましたが、あくまで自分の持っている英語をスラスラ出す練習なので、できるだけ調べなくてもゆっくり考えれば自分で作れる英文というのを目指しましょう。
練習する
50個ほどの英文が完成したら、それを練習していきます。
具体的には日本語を見て、英語にして声に出します。
どうしても思い出せなかったら、書いてある英語を見ましょう。
エクセルのままだと練習しづらい場合は、Quizletに入れてしまうのがおすすめです。
Quizletは、単語学習のアプリ・サイトですが、このような形でも使えます。
しかも、インポート機能を使えば、先ほど作った日本語と英語の組み合わせを一気にカードにしてくれます。
Quizletの使い方はこちらです。
何度か繰り返し練習したら、ある程度スラスラ言えるようになると思います。
ですが、目指すレベルは「それを言いたいと思った瞬間に英語が出てくる」くらいです。
日本語を見た瞬間に、考える前に口が動いているという状態を目指しましょう。
バリエーションを増やす
練習していくと、「もうこれは瞬間的に言える」というものが出てくるはずです。
もちろん皆さんは自分の1日以外のこともスラスラ話せるようになりたいはずだと思うので、そのレベルになったら、次はどんどん新しい項目を増やしていきましょう。
これまでは自分の1日などのスケジュールでしたが、幅を広げていきましょう。
以下に例として、アイディアを載せておきます。
テーマごと、できるだけ細かい情報まで話せるようにしておくと良い練習になります。
例えば、1個目の例に「趣味」がありますが、「私の趣味は読書です。」で終わりにせず、どうして好きなのか、いつ読んでいるのか、どんなジャンルが好きか、最後に読んだものはどんな内容だったか、次に読みたい本はあるか、いつから読書が好きなのか、読書ができるようになりたい人にどんなアドバイスをするか、お気に入りの本は何か、その理由は何か、好きな作家は誰か、などなど。
一つのテーマでも限りなく書けることはあります。
こういったことを準備し、言えるようにしておくことがスピーキングでは大切です。
このように項目を増やし、それをまたスラスラ言えるように練習を繰り返していきます。
そうすることで、あまり考えずに言えることが増えていくはずです。
実践練習
最終的にはやはり誰かと会話することが目標です。
上記で紹介した方法が日頃の自主練だとすると、その後は練習試合をしましょうということです。
方法は色々ありますが、比較的リーズナブルで練習に向いているのはやはりオンライン英会話です。
現在は、オンライン英会話はたくさんありますが、皆さんに注意していただきたいのは「高ければ高いほど、効果があると思わないでください」ということです。
金額=効果ではありません。
どれだけ皆さんがそのレッスンの中で話す練習ができるかが重要です。
ですから、僕は基本的にオンライン英会話はとにかく、レッスン頻度が多く練習がたくさんでき、価格が安いため続けやすいサービスをオススメしています。
高額のものより低額のもの、週1回よりも週7回のもの。
この辺りを念頭にぜひサービスは選んでください。
また、「短期間でペラペラに!」のようなサービスはいつもありますが、英語を話せるようになるためにまず必要なのは、上記したように自主練です。
自主練をしていない状態で、そのようなサービスを利用しても効果がほとんどありません。
以下の記事では、僕が今まで実際に使ったことがあり、自分の学生に紹介しても良いと思ったサービスについて書いています。
まとめ
今回の記事では一人でできるスピーキングの練習方法として、「自分の1日ペラペラ法」というものを紹介しました。
自分の1日であれば誰でもペラペラになれます。
ぜひ実践していただき、スピーキングの力を伸ばしていってもらえると嬉しいです!
以上、参考になったら嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。See you next time!
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