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仏検2級:二次試験で落ちた話

語学
この記事は約7分で読めます。

こんにちは!

今回は仏検2級の二次試験の落ち方についてお話しします!

「え,受かり方じゃないんかい!」と思った方、ちゃんと受かった方法も記事にしてありますので安心してください!

僕は仏検2級の二次試験を初めて受けた時、落ちてしまいました。

その落ちた試験で僕はどのような受け答えをしたのか、ここでは紹介したいと思います。

「これをすれば受かる!」ではなく、「これはしない方がいい!」ということでご紹介したいと思います。

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仏検二次試験:事前準備

僕は事前準備として2つのことをメインに行いました。

1.口慣らしのための音読

やはり普通に生活していてはフランス語をしようしないので、口をフランス語の発音に慣らすために音読・シャドーイングを行いました。

使った教材は他の記事でも紹介していますがこちらです。

できるだけ毎日行いました。

とは言っても、本当に10〜15分程度です。

2.自分の日常について話す練習

音読やシャドーイングだけでは自分で文を考える必要がありません。実際の面接試験では自分について話さなければいけないためその練習も必要です。

具体的にはまず、Quizletを使い、自分の日常生活についての文章を50個ほど考えてそれを簡単なフランス語にしていきました。

例えば表に”I like reading books.”と書いて、裏に “J’aime lire des livres.”,表に”I go to a coffee shop every weekend.”、裏に”Je vais au café tous les week-ends”など書きました。

その50個ほどの文章をまるで単語を覚えるかのようにQuizletのアプリを使って、考えなくてもスラスラ言えるように練習しました。

実はこの自分の日常生活をどんどん外国語にするという方法、以下の上乃久子さんの著書を参考にさせていただきました。

こちらは英語学習についての書籍ですが、もちろん他の外国語にも応用できます。

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仏検二次試験:当日

こちらでは実際の面接の内容をできるだけ覚えている範囲でご紹介します。

試験会場はアテネ・フランセという水道橋にあるフランス語と英語を教えている語学学校でした。すごい坂道で試験当日は7月だったので着くときには汗だくでした。(面接でも汗かくだろうに・・・)

会場に着くとカフェテリアみたいなところに促されそこで自分の集合時間がくるまで待ちました。

集合時間になり教室の番号が書かれた札を渡され教室まで行きました。そこには受付の方がいるだけで、数人すでに待っているといるのではなく今面接してる人が終わったらもう次は自分の番という感じでした。

そしていよいよ前の人が終わり自分の番がきました。

教室に入るとザ・マダムとう感じのフランス人女性と日本人男性が座っていました。

座るように促され席に座ると、まずは名前を聞かれました。仏検の教材だと”Presentez-nous, s’il vous plaît.”と書いてあったのでてっきりそれがくると思いきや、”Comment vous appelez vous?”的なことを言われ、「あ、名前だけ?」と思い、仕方なく名前だけ答えました。

その次に何か質問されたのですが、聞き取れなく”Pardon?”すると言い方を変えてくれ、”habitez”だけ聞き取れたので、あーどこに住んでるのか聞かれたのかと思い。住んでいる場所を答えました。

当時宇都宮に住んでいたので”J’habite à Utsunomiya.”と答えるとマダムが日本人面接官の方を見たが、わかったのか「あー」という感じでした。なのでとりあえず”C’est lointain, très lointain.”(遠いですよ〜)と言いました。

そのあとは仕事をしているか聞かれたので

“Je travaille dans une université.”(大学で働いてます)

と言うと2人とも「へー」という反応。

そこでついでに “J’enseigne l’anglais.”(英語を教えてます。)

その後に質問されたのですが全く聞き取れませんでした。少なくとも2回はパルドンしたと思います。

すると”bibliothèque”だけ聞き取れたので、「ん?大学の施設を聞かれてるの?」と思い、とりあえず”Oui, il y a une bibliothèque.”(はい、図書館はありますけど・・・)。「え、大丈夫?」と思っていると流され次に行きました。

その後は自分のオフィスはあるのか聞かれたので「うーん…他の先生もいる」みたいに答えたら一応伝わった感じでした。

その後は家族と一緒に住んでいるのか聞かれたので”Non, j’habite seulement.”(いや、一人暮らしです〜。)。あとで調べたら“Je vive seul.”の方が自然みたいですね

それに対しアパルトマンか聞かれたので”oui, oui”。この辺から”Oui”ばっか言ってるけど大丈夫かな・・・と思ってきました。

夜は普段何するのか聞かれたのでこれは準備しておいたぞーと思い,

“J’aime regarder les téléfilms. Je regarde des téléfilms tous les soirée sur Netflix.”(ドラマが好きで毎晩ネットフリックスで見てます。)と答えました。

するとお気に入りのテレフィルムを聞かれたので、”Je ne sais pas le nom en français mais il s’appelle ‘Suits’.”(フランス語の名前はわかりませんが、「スーツ」です。)と答えました。

「わざわざ本当のこと言わなくてもよかったかー」とあとで後悔しました。当時は「スーツ」を見ていたので。

案の定,面接官は顔を見合わせ知らなそうな雰囲気。アメリケン?と聞かれたので「あーそうそう、アメリケン!」

何で好きなの?と聞かれ、うーん”Interessant”、それから〜、”parfois sérieux”(時々シリアス)。と答えました。

そのあとは「アパルトマンは好き?」と聞かれ、「え?話戻った?まあいっか」”Oui, oui”「またouiばっかり・・・。」

すると「メゾンは?」と聞かれたので「あーメゾンね、まあ将来的にはねえ。」”L’avenir…”しか言わなかったけどマダムはわかってくれました。

“Pourquoi?” 「えー家欲しい理由なんて日本語でも思いつかないよ・・・」とりあえずその場で思いついたのは”Il y a un jardin.”(庭がある)そうすると…”Je peux jouer avec les enfants…dans le jardin.”(子供と庭で遊べるかな〜。)テキトーな答えすぎで自分でもびっくりです。

大丈夫かなーと思っていると日本人の面接官が”C’est fini.”と言い、「あ、終わったのね」と思い、”Merci, au revoir.”で教室を出ていきました。

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仏検二次試験:落ちた理由を考察

冒頭で書きましたようにこの試験で僕は不合格でした。落ちた理由についてここでは考えていきます。

この試験で落ちてしまった理由は以下の3つに絞られるのではないかなと思っています。

1.リスニング力不足

ほとんどの質問を一発で聞き取れませんでした。もちろん聞き直してちゃんと聞き取れれば問題ないのでしょうが、何度か聞き直してもわからないくらい僕のリスニング力は低かったです。リスニングのトレーニングを完全に怠っていたのが原因です。

2.日本語?の使用

もちろん完全な日本語は使っていませんが、癖なのか質問に答えたあと僕は毎回「うんうん」と言ってしまっていました。それがもしかしたら印象悪かったのかなーと思います。

3.会話を続ける努力

特に合格してからこの大切さを痛感しました。この落ちてしまった試験では、とにかく質問に答えるのに精一杯で全く会話を続けようとしていませんでした。

特にYes-Noクエスチョン(フランス語なのでOui-Nonケスチョンですかね)に対して、”Oui”で答えるばっかでした。これが1番良くなかったんだと思います。とにかく頑張ってその質問に関することで会話を広げようとする姿勢がこの試験では大切なのかなと思います。


以上が僕が仏検2級の二次試験に落ちてしまった理由だと考えます。

以下の記事では合格体験について書いているのでぜひ読んでみてください。

それではAu revoir !

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